W・カフェ AI時代めぐり議論 1年生1万6千人が参加
新入生を対象とした学部間交流授業「日本大学ワールドカフェ~N―MIX~」が10月10日、オンライン会議サービスZoomを活用して実施され、16学部と通信教育部、短期大学部の1年生約1万6000人が参加した=写真。
午前と午後の2部制で行われ、各部1クラス約210人で構成されたなかからさらに6、7人のグループに分かれ「AI時代の社会と人間」について意見を交わした。
ことしは学生間の議論を活発化させる目的でGoogle社が提供するオンラインツール「Google Jamboard」を導入した。付箋機能やペン機能で電子版ホワイトボードに意見を書き、グループのメンバー間で共有することによって考えを可視化することができる。議論のなかでは「医療の発達や交通機関の管理をAIに任せることができる」といった利点が挙げられたほか「AIが起こしたミスの責任所在」や「労働者の削減による雇用率の低下」などの批判的な意見も出た。
約3時間におよぶ授業後のアンケートでは「他の学生の意見を傾聴できた」という意見が約8割を占め、多くの学生が有意義な時間を過ごした。
(写真)
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