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5機目の日大衛星宇宙へ 理工 宇宙線の研究に従事 芸術と連携事業にも挑戦

理工学部の奥山圭一教授(宇宙工学)研究室の学生らが開発した超小型人工衛星「てんこう2」が2022年度中に打ち上げられることがこのほど決まった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新型無人補給船(HTV―X)1号機に搭載され、地球の周回軌道に放出される。
本学初の人工衛星「SEEDS」の打ち上げから13年。宇宙空間に打ち上げられる日大衛星はこれで通算5機目となる。
超小型人工衛星はこれまでも国際宇宙ステーション(ISS)などから放出されていたが、日本の補給船から直接放出されるのは初めてだ。
「HTV―X」は、ISSへの9回にわたる物資輸送の実績を残して引退した補給船「こうのとり」(HTV)の後継機。ISSよりも高い、最大約500㌔㍍の高度まで上昇し「てんこう2」を放出する。高高度から放出することにより、従来半年から1年程度だった軌道寿命を、1年から数年程度まで延ばすことができる。
「てんこう2」は、奥山教授が九州工業大在職時に打ち上げた「てんこう」の後継機。北極と南極の上空でオーロラを観測することなどにちなみ、極光を意味する「天光」から命名した。
「てんこう2」の本体は30㌢×20㌢×10㌢の長方体で、重さ12㌔。高エネルギー荷電粒子検出器を搭載し、地球の周辺を飛び交う宇宙線を観測し、未解明な部分が多い宇宙線の調査・研究に貢献する。また消費電力が小さい高性能マイクロコンピューターや高解像度カメラを搭載し、宇宙環境での耐久性能を分析する。
さらに、芸術学部との連携ミッション「N.U Cosmic Campus」にも挑戦する。搭載するアマチュア無線機などを用いて、世界中の人と交信して曲を作ったり絵を描いたりすることを通じて、世界と宇宙が一つのキャンパスになるような体験を提供する予定だ。

奥山教授(後列右から2人目)とてんこう2の模型を持つプロジェクトメンバー

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