ワクチン職域接種を開始 学生と教職員対象に 6月21日から各会場で実施
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、本学は6月21日、コロナ対策の切り札となるワクチンの職域接種に着手した。
本学は事前調査によって接種を希望する学生、教職員の人数を把握。本学医、歯、松戸歯、薬各学部の医師や歯科医師、看護師、薬剤師らの協力を得て実施する。6月21日から23日にかけて芸術学部会場で同学部の学生・教職員約3000人に対し1回目の接種をした。6月21日から29日にかけてはお茶の水会場(理工学部駿河台キャンパス)で経済、理工、歯の3学部の学生、教職員に対して1回目の接種を行った。
政府からのワクチン供給が滞ったことにより、法、生産工、通信教育部への接種は一時延期されたが、7月29、30日には法、8月2日には生産工、3日には生産工と通信教育部の学生らへ接種を行う見通しとなった。
2会場全体では、学生と教職員、付属校(幼稚園、こども園含む)教職員の計約2万4000人を対象とした職域接種となる。(7月15日現在)
6月中に1回目の接種を終えた学生・教職員の2回目の接種は芸術学部会場では7月26、27日、お茶の水会場では7月19日から28日にかけて実施する。
1回目接種が7月下旬~8月上旬に延期された学生・教職員は8月26、27日に2回目を行う予定だ。
さらに文理、国際関係、工学部などの会場を現在準備している。
ワクチン接種推進本部総責任者の山忠利専任副学長は、医、歯、薬の医療系学部を擁する本学の強みを指摘した上で「若者の感染者を減らすためにも接種率を高めていきたい。ワクチン接種を加速させ、一日も早く学生に日常生活を取り戻してほしい」と話している。
本紙が現地取材
6月28日、お茶の水会場で行われた経済学部生への接種を取材した。
接種を受ける学生は1階で検温を済ませ、予診表に基づいて問診を受けた。
接種会場には15の接種ブースが設けられ、歯学部付属歯科病院の歯科医師が接種を行った。接種会場の隣には休憩所が設けられ、約170席を確保。接種を済ませた学生らは15分間様子を見てから会場を後にした。
接種を済ませた学生の1人は「思っていたより早く終わった。担当者が大勢いて心強かった」と話した。
お茶の水会場で接種を受ける学生
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