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総合

オンライン授業アンケート 7割超「有効な授業形態」  全教員・学生を調査

2020年度の前期オンライン授業に関して本学が学生と教員を対象に実施したアンケートの結果がこのほどまとまった。学生、教員のいずれも7割以上が「オンライン授業は大学における有効な授業形態の一つ」と考えていることなどが明らかになった。
アンケートは8月末から9月上旬にかけて実施され、16学部と通信教育部、短期大学部の学生約2万4000人と教員約2300人から有効回答を得た。
「オンライン授業のメリットは何か」の問いでは、学生の30%が「通学しなくてよい」と回答。「繰り返し講義を視聴できる」(27%)、「感染症の心配がない」(25%)が続いた。同じ質問への教員の回答は「感染症の心配がない」(30%)、「繰り返し講義を視聴できる」(27%)などとなった。
一方、デメリットについて学生は「長時間視聴で疲労を感じる」(18%)、「授業を受けている実感がない」(17%)、「質問がしにくい」(15%)、「通信が不安定」(14%)などを挙げた。
学生だけへの質問では、「オンライン授業の課題の分量はどう感じるか」に対して「多すぎる」(44%)、「やや多い」(38%)との回答が8割を超え、課題を負担と感じる学生が多いことが分かった。
また、「予習復習などの学修時間は昨年からどう変化したか」に関しては「3倍以上」(19%)、「2倍以上」(26%)、「やや増加」(26%)などとなり、総じて学修時間が増えたことが明らかになった。
教員の25%は「通信等に不具合が生じることがある」をデメリットの筆頭に挙げ、「学生とのコミュニケーション不足」(22%)、「機材・通信コストがかかる」(17%)が続いた。
本学はアンケート実施中の9月1日にウェブ会議サービスZoomと包括契約を結んで通信環境を整えており、今回のアンケートをもとにさらに授業形態の改善を図る方針だ。

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