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総合

学修満足度調査を実施 達成度など経年測定 初年度は学生5万人が回答

 本学は今年度から16学部と短期大学部、通信教育部の全学年を対象に「学修満足度向上調査」に乗り出した。学生のニーズや意識、教育指標に照らした達成度などを経年的に測定し、学修環境や学生生活の改善を図る狙いがある。
 本部学務課によると、大塚吉兵衛学長の再任に伴い、新たに決定した「教学に関する全学的な基本方針」に沿った事業で、初めての調査はことし4月の新年度ガイダンス期間に行われ、学部生5万人以上が回答。回答率は全学部平均で8割を超えた。簡易的な調査結果が6月上旬にもまとめられる予定。
 調査は今後も毎年行われ、学修環境の改善を図る上で貴重な資料となることが期待されている。
 「教学に関する全学的な基本方針」では、教員が「何を教えるか」から、学生が「何をできるようになるか」を重視した「教育の質保証確立」がうたわれており、そのためには入学時から卒業時までの継続的、組織的な学生の情報収集や分析が不可欠とされた。今回の調査はその第一歩となる。
 調査は学修への興味・関心や課外活動についてなど約70項目について行われ、学生は学部学科や学年と氏名を明記した上で回答した。今後は、学生の個別的な相談時の参考資料としても活用できるようにするという。
 また、入学後の動向、変化を探るため、新入生には初年次教育科目「自主創造の基礎2」の一環として行われる学部横断授業「ワールド・カフェ」が終了する10月以降に同様の調査を再び行う予定だ。さらに、卒業生への調査も検討している。

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