いただきます!㊸ さぬきうどん 千はな

おすすめの肉温玉ぶっかけ(冷)
京王線の下高井戸駅西口を出て日大通りを歩くこと約4分。白壁に赤い瓦屋根の落ち着いたデザインに大きなのれんが印象的だ。昨年12月にオープンし連日多くの来客でにぎわう。道行く人が足を止めるほどで、文理学部の学生や教職員の中には常連客も増えている。
店主の酒見(さけみ)千花さんが店を始めたきっかけは、兵庫県尼崎市にある「本格さぬきうどん 穂乃香」との出合いだ。千花さんの夫の実家である兵庫へ帰省した際、この店で食べたうどんが人生で初めておいしいと感じたうどんだった。「東京でもこの味を食べられるようにしたい」。すぐに店で働くことを願い出た。まずはさぬきうどんの本場・香川県で作り方の基礎を学んだ。その後で「穂乃香」での修行を経て夫婦で店を開いた。
こだわりは「穂乃香」で習得した関西風のだし。煮干しと昆布、3種の節(ふし)類、花かつおから取っている。だしは料理のうまみを決めるものだ。その日のだしの出方によって火にかける時間を調整している。
今回紹介するのは「肉温玉ぶっかけ(冷)」(1260円)。一度下ゆでしてから煮込んだやわらかい牛肉と温泉卵、大根おろし、レモン、ネギがのったこれからの季節にイチオシのメニューだ。一口食べた瞬間にだしのうまみが広がり、たっぷり入った甘辛い牛肉とベストマッチ。2種類の小麦粉をブレンドして作っているうどんもツルツルで程よい弾力が楽しめる。大根おろしとレモンでさっぱり爽やかな〝味変〟がたまらない。
天ぷらのトッピングも人気。定番のとり天(260円)やちくわ天(180円)に加え、おすすめのえびちくわ天(230円)なども揚げたてで提供している。メニューも定番だけではなく、期間限定を定期的に出すことでお客さんに飽きが来ないようにしているという。
「熱いものは熱いうちに、冷たいものはしっかり冷やして出す。当たり前のことだが、大事にしていきたい」と千花さん。こだわりのうどんを食べにぜひ一度訪れてみてほしい。
東京都世田谷区赤堤5―32―4―103
(京王線「下高井戸駅」徒歩4分)
午前11時~午後3時(麺がなくなり次第終了)
定休日はインスタグラムの営業カレンダーをご確認ください。
☎03―4361―0516


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