理工×芸術 「てんこう2」と宇宙へ
キャプテンヒカル収録進む
理工学部と芸術学部が共同で進めるプロジェクト「N.U Cosmic Campus」の一環として、バーチャルクルー「キャプテンヒカル」のセリフ収録が芸術学部江古田キャンパスで2月26日に実施した。
同プロジェクトは、高エネルギー粒子観測や地球観測、素材研究などを目的に理工学部が開発している超小型衛星「てんこう2」に、芸術学部の学生がデザインとアニメーション、キャラクターボイスを手掛けたバーチャルクルー「キャプテンヒカル」が搭乗し、てんこう2の運行情報や宇宙放射線の観測を行うものになっている。
てんこう2は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新型国際宇宙ステーション補給機に搭載され、H3ロケットでの打ち上げが予定されている。
今回のセリフ収録では、てんこう2から送られてくる運行情報をアプリ上で再生するためのセリフの一部を収録。キャプテンヒカルがてんこう2の電池残量や発電量、機体温度などのさまざまな状況に対応するセリフを収録した。
キャプテンヒカルの声を務めた浅沼日菜多さん(芸術・演劇4)は「キャプテンヒカルの存在が、宇宙に興味を持ってもらえる機会になってほしい」と胸のうちを語った。また、「こういう形で関われて、本当にうれしい。理工学部の学生と話して、より熱が入った」と思いを話した。
3月16日から21日には芸術学部江古田キャンパスで同プロジェクトの展示が予定されている。
キャプテンヒカルの収録を行う浅沼さん
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