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学部・大学院

GOOD DESIGNNEW HOPE AWARD  川瀬さんが優秀賞受賞

ペットとのつながりを提案

 日本デザイン振興会は「GOOD DESIGN NEW HOPE AWARD 2023」の受賞者を昨年10月に発表し、本学の川瀬寛人さん(24歳、2023年芸術卒)と林深音さん(大学院理工学研究科建築学専攻博士前期課程2)が受賞した。

 川瀬さんは「物のデザイン」部門優秀賞、林さんは「場のデザイン」部門入選を果たした。グッドデザイン・ニューホープ賞は新世代のデザイナーたちの飛躍の通過点となる賞として設立された。

 川瀬さんの作品名は『MOVEAR』。「普段着のように日常的に身に着けられる車椅子」というコンセプトの作品で、ペットの車椅子をデザインした。

 ペットの感情は表情や態度などから考察することしかできず、抱えている違和感を感じ取るのは容易ではない。そういった中、ペットとの散歩は重要なコミュニケーションの一つであり、体調や状態を共有することができる。そんな観点から車椅子が必要なペットと飼い主をつなぐことを目的に製作した。

 川瀬さんは受賞したことについて「これを機に、ペット用の車椅子の存在を一人でも多くの人に身近に感じてもらいたい」と語った。

 林さんの作品名は『泪(あま)庇(やどり)―青春東京を取り戻すネオ・アジールの構築―』。「避難所」という意味のアジールに着目した。

 流動的に発展していく現代では自分の感情と向き合う時間がとれない。その中でも、日々の忙しさから逃れ「泪(なみだ)」を流せるような、人々の心のよりどころとなる「心の避難所」を建築空間として提案している。その表現手法として水彩画の流動性を用いたところに新規性があり、評価された。

 林さんは「卒業設計の答えの一つとして考えていた都市におけるアジールの必要性について理解してもらえたのはうれしく思う」と語った。