芸術 多賀太夫さん講師に招き開催
三味線を実際に体験
本学図書館芸術学部分館が主催したライブラリーカフェ「三味線を聴く!知る!弾く!」が7月12日に同館で行われ、学生や教員30人が参加した。
同イベントは「新たなムーブメントが生まれるきっかけづくりを目指す」というコンセプトのもと、今回で13回目の開催となる。日本の伝統芸能に欠かせない三味線の良さを多くの人に知ってもらいたいという思いから、邦楽や歌舞伎の世界で演奏家、作曲家として活躍する新内(しんない)多賀太夫(たがたゆう)さんを講師として招き、約2時間にわたって催された。
前半は多賀太夫さんが三味線の歴史や仕組み、同イベントで演奏する演目「道成寺」を解説。僧侶・安珍に恋をした清姫が、安珍に裏切られたと思い込み、大蛇に変身してしまうストーリーだ。
中盤には多賀太夫さんによる「道成寺」の弾き語りが行われ、静かな館内に三味線の独特な音色と力強い声が響き渡った。
最後に参加者は多賀太夫さんに教えてもらいながら三味線を実体験。初めて触る三味線に戸惑いながら、弾き方や音の出る仕組みについて学んだ。
学生に三味線の弾き方を教える多賀太夫さん(右)
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