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危機管理  テロ対策リーフレットを作成

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学生3人が海保とタッグ  

危機管理学部の学生3人はこのほど、海上保安庁と協力し、ことし5月に開催されるG7広島サミットに向けて海上や臨海部でのテロ対策をまとめた「~テロを防ぐための~7つのすすめ」と題したリーフレットを作成した。

このリーフレットは3月10日に国土交通省で行われた、海上保安庁や港湾に関わる業界団体などで構成される「海上・臨海部テロ対策協議会」で披露された。

同学部の河本志朗非常勤講師(危機管理)が同議会の座長を務めていたことをきっかけに、同学部生がリーフレット作成に参加した。学生たちは、官公庁が公表している資料を基にして、硬い表現の言い換えや、船舶・港湾用へのアレンジを加えるなど作成に努めた。

リーフレットには、過去のサミットで発生したテロや、旅客船の爆破事件などの実例を紹介。その中で「出入り管理を厳重に!」「不審物を見つけたら、迷わないですぐ通報!」について、呼びかけている。

また、実用性を考慮し掲載された巡回点検表には、12の実施項目とチェック欄が掲載されている。実施項目には①使用していない船室、倉庫、出入口等は施錠されているか、②消火器や救命胴衣などの資材は管理番号が付され、数や設置場所に異常はないか、③港湾施設や係留場所に許可されていない車両などがないか、などが盛り込まれている。

リーフレットは、3万枚印刷され船舶・港湾事業者などに配布される。A4サイズで三つ折りにでき、携帯が可能だ。また電子版を印刷して使用することもできる。

作成に携わった辻川桜子さん(2)は「読んで終わるのではなく、使ってもらうことを意識して作成に当たった。イメージしていたものが実際に完成できてよかった。この経験を今後に生かしていきたい」と話した。

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