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日中関係学会 宮本賞  高久保ゼミ生特別賞  

介護ビジネスと自動運転で

商学部の高久保豊教授(中国経営論)ゼミの研究チーム「チームFuri」と「チームPerTech」の二つの論文が、このほど日中関係学会主催の学生懸賞論文「宮本賞」の学生の部「特別賞」を受賞した。

「宮本賞」は日中関係に関する優れた研究論文を顕彰する賞として2012年からスタート。今回は、日本と中国から学生の部に25本、大学院生の部に19本の応募があった。

「チームFuri」の受賞論文は「介護ビジネスエコシステム構想の再吟味~日中の介護ロボットの開発と普及をめぐる検討~」。日中両国ともに高齢化が深刻となっており、介護士不足や労働環境の悪化など多くの問題を指摘した。

しかし、解決策として期待が高まる介護ロボットの普及は進んでいない。その要因として日本はビジネスエコシステムといった協業体制の未整備を挙げ、中国は介護産業が未成熟であると指摘。介護ロボットの普及には日中で問題意識を共有することが不可欠と結論づけた。

「チームPerTech」の受賞論文は「自動運転車の開発体制に関する一考察―中国式から学びうるもの―」。AI(人工知能)に関心が高まる中で日中ともに自動運転車の開発が進められているが、日本では公道で走行するまでに多くの困難が残されている。

日中の自動運転車の性能面に大きな差はないが、政策面で日本は普及促進に事故などの解決策を掲げ、中国はスマートシティ構想の一環として捉えていることが分かった。また、生産方式で日本は中国と比べて先進技術開発に向けた国内勢の協力関係が不十分と考察。日中双方が学び合うことで相乗効果が得られるとまとめた。

高久保教授は「このような結果が得られたのはゼミ生たちが頑張ってきたたまものであり、心から拍手を送りたい」と褒めたたえた。

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