情報処理学会 「褒める行為」論文
ベストペーパー賞を受賞
情報処理学会の「グループウェアとネットワークサービスワークショップ」が昨年11月24、25日に茨城県のつくば国際会議場とオンラインのハイブリッド形式で開催され、文理学部情報科学科の宮田章裕研究室と日本電信電話による共同論文が、ベストペーパー賞を受賞した。
論文は「対面・遠隔対話からの称賛行為検出の基礎検討」と題し「リモートの会話における褒める行為の検出」が可能であることを明らかにした。なお「対面対話での褒める行為の検出は可能である」ことは先行研究で明らかにした。
会話内での言動について「褒めているか否か」を判断する機械学習モデルを構築するため、目の動きなどの視覚的条件、声の高低などを示す韻律的な条件、発する言葉そのものを指す言語的な条件の三つを設定。研究の結果、三条件全てを用いた場合に、最も判断が正確であることを論証した。
2018年に同研究を始めた大西俊輝さん(博士後期課程1)は、世界的に重要視されている「褒める行為」に注目。最終的には「褒め方のうまさを評価するシステムを作りたい」と話す。
当日、プレゼンテーションを担当した田原陽平さん(情報科4)は「周りの人の協力のおかげで受賞できた。今までの努力が報われてうれしい」と喜びを語った。
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