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学部・大学院

生産工 起業支援プログラム  高橋さん優秀賞受賞

  • 生産工学部

イメージに合う楽曲発掘を

生産工学部は3月11日に起業支援プログラムの最終報告会・学内資金調達コンペティションを津田沼キャンパスで行い、高橋錬さん(数理情報工1)が最高賞となる優秀賞に選出され、起業資金50万円が贈呈された。

同プログラムは同学部から学生起業家を輩出することと起業を目指す学生をサポートすることが目的。昨年4月に募集を開始、5月に選抜試験を行い、6月から基礎講座を開始した。10月に中間報告会を済ませ、今回の最終報告会には高橋さんのほか、岡田万実さん(同3)、大橋左京さん(応用分子化学3)が各自の起業プランを発表した。

優秀賞を受賞した高橋さんは「Black Juke Box」を提案。音楽を聴くことや作曲することが好きだったことが高じて高校性のころに草案し、友人らと共に計画を進めていた。

このサービスでは楽曲と結びつくイメージをタグ付けによるサーチ機能の「ファジー検索」(類義語などを検索にヒットさせる方法)と「エイリアス」(表記揺れに対応させる方法)を使って提供者とリスナーをつなげ、イメージに合う楽曲をリスナーが次々と発掘できるような仕組みになっている。

起業の動機として従来の音楽アプリでは人気の曲や話題性に富んだ曲ばかりがお薦めに繰り返し表示され、メジャーではない楽曲が見つけづらい点とDTM文化(パソコンを用いて作曲や編曲など音楽全般を制作)が広まったことでアーティストの数は急増しているが自身の曲を聴いてもらえないことを挙げた。
今後は基本機能の製作や広告計画と並行してベータ版を開発。3年後に合同会社の設立を目指す。

審査は学内審査員として同学部長の沢野利章教授(構造工学)同学部次長の五十部誠一郎教授(フードマネジメント)広報担当の広田直行教授(建築計画)のほか、外部審査員3人の計6人。市場性、事業性・収益性、実現性、独自性、将来性・成長性の五つの観点を基に審査が行われた。

高橋さんは「私1人の力ではなく友人らのおかげです。みんなに感謝の気持ちでいっぱいです」と受賞の喜びを話した。

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