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理工 母校で夢の大切さを語る

隻眼の操縦士が講演

プロペラ機「ボナンザ」で単独世界一周飛行に昨年成功した隻眼のパイロット・前田伸二さん(43歳、2002年航空宇宙工卒)が11月9日、理工学部の船橋キャンパスで講演した。約100人の同学部生に「夢を持ち続ける大切さと、その難しさ」について熱く語った。

アメリカ・ワシントン州在住の前田さんは世界最大の航空宇宙機器開発製造会社・ボーイングのエンジニアや飛行教官を務めながら、月2、3回の講演を行っている。

日本での講演はコロナ禍による入国制限で断念していたが、ことし10月に実施された政府の水際対策措置の変更を受けて今回開催が実現した。

前田さんは同学部1年時に交通事故で右目を失明。それでも航空関係に携わりたいとの一心で卒業後に渡米。事故から7年後の05年に自家用操縦士免許、16年に事業用操縦士免許を取得した。

講演の途中、前田さんが質問を投げかける場面も見られた。答えに詰まる学生を見て「もし飛行中のパイロットが『分からない』とさじを投げれば墜落し、そこにいる人々の命がなくなる」と語気を強め、「分からないことをそのままにしないでほしい」と呼びかけた。

約2時間に及ぶ講演の最後に「You Are The Pilot In Command Of Your Life!!(自分の人生を操縦するのは自分自身だ)」と締めくくった。前田さんが後輩に伝えたい〝命のメッセージ〟だ。

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