文理 君塚さんが最高位受賞


文部科学大臣賞に選ばれた「臨 中務集」(本人提供)
『中務集』臨書作品 書教展学生部門での快挙
公益社団法人全日本書道教育協会が主催する「書教展」が9月19日から26日まで東京・上野の東京都美術館で行われ、学生部門72点の中から君塚早(さき)さん(文理・国文3)の作品が最高位の文部科学大臣賞に選ばれた。
「臨 中務(なかつかさ)集」と題した君塚さんの作品は、西行が書いたとされる『中務集』の写本から和歌を選び、臨書(手本を見ながら書き写す方法)したもの。半切寸法(縦136×横34.5㌢㍍)の半紙の左右両端に和歌が長々と流れ、半紙の真ん中には『中務集』の見開き部分の和歌が8枚の小さな紙片(縦13×横13.5㌢㍍)に書かれている。
作品はすべて小筆でつづられた流麗な「つづけ字」で埋めつくされている。つづけ字とは、平安時代から続くかな文字のつづり。小学4年生から書道を始め、高校3年生のころにかな文字を習い始めた君塚さんは「まだ始めて間もないのにすばらしい賞をいただけてうれしい」と受賞の喜びを語った。
縦長の作品のため、文字の大小バランスの調整や真っすぐに書くのが難しい。清書中は一瞬たりとも気が抜けない。小さな紙1枚に清書するのにも30分程度かかるため、一日に多くて4~5枚ほどしか書けない。そのため、作品の完成には約1カ月を費やした。
君塚さんにとっては、同賞を来年も受賞することが最大目標。加えて、「高大展」や「読売書法展」でも上位の賞を狙えるように練習に励んでいく意向だ。
今回の書教展の結果詳細は「書教本」12月号に掲載される予定。
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