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学部・大学院

生物資源科  佐々木さん優秀発表賞

新種トウガラシの仕組解明

園芸学会の秋季大会が9月7日から13日に行われ、本学園芸科学研究室の佐々木崚我さん(大学院生物資源科学研究科生物資源生産科学専攻博士前期課程2)がポスター発表部門の優秀発表賞に選ばれた。

発表では、生物資源科学部発の新種トウガラシ「しげまるレッド」のヘタが簡単に取れる仕組みを明らかにした。「しげまるレッド」は、トウガラシ加工で長年ネックだったヘタの取り外しを大幅に改善し、省力化に貢献する品種。近年問題だった国産トウガラシの生産を救う切り札として期待されている。今回の研究は佐々木さんら2学年の院生が取り組み、一つの遺伝子の変異がヘタの取れやすさを決定していることを突き止めた。

受賞した佐々木さんは「1データをとったに過ぎないが、関わってくれた人に感謝したい」と語った。また、研究室の立石亮指導教授(園芸学)は、研究成果から「『しげまるレッド』は日大で作ったこれまでにない品種で、農業従事者が減少する中、実用面で注目を浴びている。そこに学術面からも社会に貢献できるのはうれしく思う。普及や大規模栽培に向けて共同研究を進める予定」と今後の展開を明かした。

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