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学部・大学院

理工  高校生向け化学教室  84人が実験の魅力に触れる

理工学部物質応用化学科は7月24日、同学部駿河台校舎2号館で一日体験化学教室を行い、事前に申請をした高校生84人が参加した。

同教室は高校生を対象に、実験を通して化学の身近さや魅力を伝えることが目的。コロナ禍の影響で、2019年以来3年ぶりの開催となった。

実験は材料化学、環境化学、生命化学の3分野に分かれて実施された。生命化学分野の「病気を治す化学―医薬品の合成―」教室では、湿布薬の主成分であるサリチル酸メチルを合成。高校生らは、完成した物質を実際に手の甲に塗り、匂いや皮膚感覚から、合成できたことを確認した。

体験教室終了後には、学生と院生による同学科紹介と研究室ツアーも行われた。

体験教室に参加した高校生は「高校ではできない貴重な体験ができてうれしい」と大学での実験の楽しさについて話した。

今回、広報を担当した鈴木佑典准教授(分子生物学)は「高校生たちが目を輝かせながら実験に取り組んでいる姿が印象的だった。実験テーマを豊富にしていきたい」と今後について語った。

実験を行う高校生

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