生物資源科 香り豊かなトマトに 上吉原専任講師らが解明
生物資源科学部の上吉原裕亮専任講師(園芸科学)はこのほど、ラヴァル大(カナダ)やフロリダ大(アメリカ)などと共同でトマトの重要な香気成分「ニトロ・ニトリル類」の合成経路を明らかにした。香りに着目したトマトや果物類の品種改良につながる研究成果として注目される。
トマトに含まれる香気成分は400種類以上あり、その組み合わせで香りが決まる。しかし、多くの香気成分はどのような過程で合成されるかいまだに明らかになっていない。
香気成分の合成経路を明らかにするには、目的の物質をつくりだす遺伝子の発見が鍵となる。
上吉原専任講師らは、ニトロ・ニトリル類を合成しないトマトの近縁野生種を利用。トマトと野生種のDNA配列を比較し、目的の遺伝子がどの位置にあたるのを解析する「ゲノムマッピング」を使い、ニトロ・ニトリル類の合成に関わる遺伝子を突き止めた。
さらに、細胞内に含まれる成分を網羅的に解析し、生体内の反応を全体的に把握する技術「メタボロミクス」を使い、特定した遺伝子の機能を証明した。
従来、トマトは味や収量性に着目して研究や品種改良されることがほとんどだったが、近年は消費者ニーズの多様化から、香りに着目した研究が世界的に進められている。
上吉原専任講師は「こうした研究成果がおいしいトマトの作出につながれば」と話している。
実験の準備をする上吉原専任講師
日大新聞社からのお知らせ
タグから検索
- 卓球
- 理工
- 競泳
- 特集・企画
- イベント
- 空手
- 柔道
- 文理学部
- スポーツ科学部
- 脚本家
- キックボクシング
- トランポリン
- インタビュー
- バレーボール
- 相撲
- 薬学部
- 日芸
- 就活
- 連携プロジェクト
- ピックアップ
- レスリング
- 女子相撲
- 馬術
- ミス日本
- 自主創造
- NHK杯全国高校放送コンテスト
- オンデマンド配信
- ハンドボール
- 通信教育部
- ラグビー
- 野球
- 卒業式
- Nコン
- 国際関係学部
- 陸上
- シンポジウム
- チアリーディング
- 危機管理学部
- 医工連携
- 芸術学部
- 駅伝
- 特別研究
- 弓道
- AI
- 学長
- レストラン
- 自転車
- 日大改革
- 重量挙げ
- ボート
- 理事
- よりみち
- ゴルフ
- 学部祭
- アメフット
- 体操
- 志願者数
- 準硬式野球
- 射撃
- FD
- スケート
- 水泳
- 学部長
- 生産工学部
- 国体
- 自主創造プロジェクト
- 歯学部
- 夏の甲子園
- 特許
- 法学部
- 芸術
- 工学部
- 松戸歯学部
- 高校総体
- 卒業生
- 学生社会
- 総合
- バスケットボール
- 女子サッカー
- 理工学部
- 入学式
- ロボコン
- 付属校
- 男子サッカー
- 商学部
- ローイング
- 国家試験
- テニス
- 生物資源科学部
- バドミントン
- 経済学部
- ヨット
- スカッシュ
- ボクシング
- 医学部
- フェンシング
- スキー
- サーフィン
- 端艇
ご意見・ご感想はこちらから