理工 「まち歩きマップ」作成 「下田の魅力知って」
理工学部建築学科の山中新太郎教授の研究室と静岡県下田市の市民が共同編集した冊子「しもだっこマップ」がこのほど完成し、6月1日から市役所や道の駅、店舗に配布された。
2019年7月から2年間にわたって行われた「旧下田地区歴史まちづくり共同調査研究」の成果。山中研究室の学生と市民有志が観光客に勧めたい場所や地元住民だからこそ分かる穴場などを調査・選定し、地元の人が『まちなか』と呼ぶ旧下田町を中心とする一帯を巡るルートを考えた。
この間、学生と住民が顔を合わせるワークショップが2回行われ、市内探索のデータを基に手書きマップを作成した。
学生たちがパソコンで地図やイラストなどを作成したほか、マップ作成者の顔が分かるよう似顔絵を加えたり、実際に歩く距離や歩数、時間まで記載して利用者の便を図った。全26㌻で、2000部を発行した。
スイーツを食べ歩く「学生の放課後ルート」や景観を楽しむ「ペリーロードから大川端周辺の景観」、下田奉行所跡を巡る「幕末下田散歩道」など計11コースが紹介されている。
マップ作成に携わった理工学研究科で建築学を専攻する坂口智さん(博士前期課程)は「実際に下田市に足を運んで、このマップを見ながらまちなかを巡ってほしい」と話した。
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