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学部・大学院

商 予約段階で売り切れ 「虫を逃がす」市場を開拓

商学部水野学教授のゼミの学生チームが考案した「むしキャッチリー」‖写真‖の販売が6月から始まった。屋内に現れた虫を触れずに捕まえ、外に逃がせるという優れもの。「殺虫」でも「防虫」でもなく、殺さず逃がす「逃虫」という新たな市場の開拓を狙ったユニークなグッズだ。
6月13日に通販で予約販売を開始したが、正式販売前に在庫500個が売り切れた。再販について現在メーカーと協議中という。
テープやのりなどは不要で、組み立てるだけで使用できる。SNSを使った先行プロモーションでは「中の虫を見るのが嫌」という声が寄せられたため、目隠しシールを同封した。
全国の大学生が参加する商品企画コンテスト「Student Innovation College(Sカレ)」で「テーマ優勝」を果たしたアイデア。八つの企業が出題したテーマごとの優勝企画に商品化の権利が与えられる。
ことし10月の総合決勝戦で、商品化された他のグッズと販売実績を比べて総合優勝が決まる。
同チームの池上日菜子さん(商4)は「数を多く売ることを目的とせず『虫を逃がす』という新たな市場を確立して優勝したい」と話している。

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