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学部・大学院

生産工 ロボ開発でシンポ 有用性と運用時の課題報告

生産工学部生産工学研究所主催の「With―Robotリサーチ・センターシンポジウム」が6月5日にオンラインで開催され、教員や学生38人が参加した。
シンポジウムは3部構成で行われ、第1部では同学部実籾キャンパスで2018年度と19年度に人型ロボット「Pepper」を図書館などに配置して実施された実証実験「With―Robotプロジェクト」についての最終報告が行われた。実証実験に基づき、相手を記憶したり雑談に応じたりするプログラムの搭載の必要性が報告された。
第2部では生活の質の向上に役立つロボットや現代社会でロボットを運用するうえで必要なシステム研究について成果報告が行われた。
これは、18年末に同学部所属のロボット研究者らが立ち上げた「With―Robotリサーチ・センター」の研究報告に当たり、センター長の見坐地(みさぢ)一人教授(数理工学)はAIを搭載して高齢者などの歩行を助けるパワーアシストスーツの研究について発表した。
第3部では、重工大手IHIの技術開発本部技術基盤センター主任研究員の小椋優さんと農作物の害虫除去や医療関連機器の開発を手掛ける「ファームロイド」代表取締役の飯村一樹さんが基調講演を行った。小椋さんは産業用ロボットがどのような分野で活躍しているかについて話し、飯村さんは農業用ロボットの開発と展望、紫外線照射ロボット「UⅤ Buster」の実証実験と今後の試みについて話した。

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