国際関係 旅行大手ジャルパック提携 遠隔学外研修を実施
国際関係学部は5月29日、旅行大手ジャルパックと提携し、オンライン学外研修を実施した。
初めての開催となった今回は、ハワイのホテルや空港のスタッフ4人の日本人と中継をつなぎ、観光業の現場で働く人たちの生の声を聞いた。
同学部は例年、国際協力機構(JICA)などで学外研修を行っていたが、コロナ禍の今回はそれができなくなった。観光業界に就職する卒業生は少なくないが、簡単には連絡がつかないため、ジャルパックと提携し新たな観光教育として今回のオンライン学外研修が実現した。
オンライン研修には国際教養学科と国際総合政策学科の1年生を中心に約100人が参加し、第1部では「ハワイの歴史」、第2部では「ハワイの観光業」について約2時間にわたって学んだ。中継映像にはホテルの部屋の紹介など、現地の空気感が伝わる工夫もあった。
質疑応答の時間には、文化の違いで苦労した点、観光業界で求められる人物像などについて、学生から多くの質問が出た。
同学部には将来、観光業界への就職を目指す学生が多い。研修後のアンケートでは「さまざまな業種の方の話を聞けて、業界への理解度が深まり、今後の進路の参考になった」「コロナ禍で観光業への就職を諦めようと思っていたが、もう一度目指そうと思った」などの感想が寄せられた。
ハワイから学生の質問に答える現地のホテルで働く山下桂司朗さん(左)とジャルパックの三浦理充さん
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