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学部・大学院

工 感染症対策で需要増 コロナ後ロボット開発動向

工学部などが主催する「第20回産・学・官連携フォーラム」が11月9日、オンラインで行われ、同学部の武藤伸洋教授が講演し、アフターコロナを見据えたロボット技術についての研究成果を報告した。
武藤教授が新型コロナ感染拡大でどのようなロボットが必要とされているかを調査したところ、コロナ禍で生活様式が変わったことで、これまでロボットが担ってきた「きつい、汚い、危険」の3Kに「感染対策」を加えた「4K」のロボットの作業を担う需要が高まっていることが分かった。
そもそも近年の人手不足でロボット需要は高まっていた。とくに、自立走行型や人間型ロボットは遠隔操作ができ、ソーシャルディスタンスを取ることなどもできることから、今後、感染症対策でより需要が高まるとみられる。
武藤教授は「現在、感染対策に特化した特別な技術はないので、今ある技術を応用して作りたい」と述べた。
同フォーラムでは、本学の研究者のほかにベンチャー企業の株式会社エムケー技研と福島県の商工労働部の代表者が講演を行った。県内の企業や郡山市役所の職員、地域住民ら約110人が聴講した。

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