行方不明になっていた幻の文書「ひですの経」 ">
学部・大学院
2009年11月04日
江戸時代初期の宗教文書「キリシタン版」の一つでカトリック修道会のイエズス会が1611年に長崎で刊行した「ひですの経(きょう)」を、商学部の折井善果専任講師(日欧交渉史、スペイン語)が米ハーバード大の図書館で発見した。1907年にドイツの古書店目録に掲載された後、行方が分からなくなっていた幻の文書で、16世紀末から17世紀初頭にかけての日本でのイエズス会の布教活動を知る上で貴重な資料。日本にあるキリシタン版のほとんどは重要文化財に指定されており、同書も同等の価値があるとみられる。
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