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総合

グッドデザイン賞  車止め整備とメンテ評価

本紙OBの活動が受賞

 日本デザイン振興会は昨年10月15日、2025年度グッドデザイン賞の受賞結果を発表した。本学関係者では本紙OBで宮崎県の日向市民公益活動団体「コンパス」代表の海野洋光さん(62歳、1986年工卒)がディレクターを務める「杉の使い方日本一をめざせ!日向オリジナル・ストリートファニチャーと継続した市民メンテナンス」(受賞名「木の文化のまちづくり」の実践)が選ばれた。

 同賞は、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組みとして、製品や建築、サービスなど幅広い分野を対象に、暮らしや社会をより良くする価値を含めて評価する。

 受賞した取り組みは、日向市が地場産の杉材を活用し、同市の駅周辺などの公共空間にボラード(車止め)やベンチといったストリートファニチャーを整備してきた。また、20年の経年検証を経て市民参加によるボラードなどの継続的な手入れ・交換を前提とした運用体制を構築してきた点が特徴。
 
海野さんはディレクターとして、同市(プロデューサー)やデザイナー(ナグモデザイン事務所)と連携し、市民が継続してメンテナンスに参加できる運用の仕組みづくりや関係者間の調整を担った。

 同市によると、駅周辺では杉材を用いたオリジナルのストリートファニチャーを整備し、木材部分の経年変化に応じて官民が一体となったメンテナンスを続けてきた。約20年にわたる経年検証を踏まえ、部材の手入れや交換を前提とした運用を継続している。

 同賞の受賞ページには、屋外利用を前提に、強度が必要な部分はスチール構造で確保しつつ、木部を取り外しやすい構成とすることで維持管理につなげている点などが掲載されている。