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総合

違法薬物追放に注力

3年間の啓発活動まとめる

 本学の本部学生部学生課は、このほど3年間にわたる違法薬物追放の取り組みについてまとめた。2023年に起こった旧アメリカンフットボール部による違法薬物事件をきっかけに、本学として違法薬物追放への啓発活動を強化してきた。

 23年度は、違法薬物追放宣言や全学生を対象とした実態調査、3種類の啓発ポスター制作などを実施。調査では、薬物が学生にとってかなり身近なものになりつつあることが分かった。
 24年度は、10月に「違法薬物追放ウイーク」の開催と新入生を対象とした実態調査の実施、新たな啓発ポスターの制作を行った。同ウイークでは、違法薬物追放に向けた啓発グッズ「日本大学オリジナルミレービスケット」と警察庁作成の「啓発用リーフレット」を全キャンパスで配布。

 25年度は10月に違法薬物追放宣言を改正し、11月には学生課・教学サポート課員を主対象に薬物乱用防止啓発講演を開催。同宣言の改正では、依存症の範囲の認識が人によって違うということから「違法薬物による依存症」の箇所を「違法薬物の乱用」に変更するなどした。
 同講演は、長野ダルク代表の竹内剛さんと厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部横浜分室の長谷川清一さんが登壇。違法薬物依存による人格破壊や違法薬物の基礎知識についての説明があった。
 また、講演後のグループ研修では「学生生活上の危険(マルチ商法等)について」をテーマの一つに採用。研修を通して学生課は「学生を危険から遠ざけ、安心・安全な環境で学修に専念してもらうため、今後も適時適切に注意喚起を行っていきたい」と語った。

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