理工・芸術 てんこう2宇宙へ
工学とエンタメの融合企画
てんこう2 CGモデル(提供=奥山研究室)
理工学部の奥山圭一教授(航空宇宙工学)の研究室が開発した超小型人工衛星「てんこう2」は、鹿児島県熊毛郡の種子島宇宙センターから近く打ち上げられる。
2018年に打ち上げた「てんこう」の後継機となる「てんこう2」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新型宇宙ステーション補給機1号機「HTV‐X1」に搭載されH3ロケット7号機で打ち上げられる。将来の宇宙探査に向け、先進材料の劣化観測や通信技術の確立などのミッション達成を目指す。
同衛星は、芸術学部と連携した宇宙エンターテインメントを企画。バーチャル宇宙飛行士「キャプテンヒカル」が搭乗する他、付属習志野高と目黒日大高の吹奏楽部が奏で、芸術学部が録音した『We Are The World』の音楽データを宇宙から送信する。また、そのデータを受信し音声に変換する方法は後日公開予定。
奥山教授は「未来の科学者と未来の芸術家が交われるのは本学ならではの強み。地球に音楽が届くことで思いが一つになってほしい」と熱意を持って語った。







ご意見・ご感想はこちらから