メニューの開閉

総合

創作茶席設計コンペ 本学チームが最優秀賞

銀座三越で作品「月雲」展示

 日本建築学会は9月28日、学生による創作茶席の設計・制作コンペティション(二次審査)を東京都港区の建築会館ホールで開催した。本学から参加した安藤美月さん(理工学研究科建築学専攻1)、繁田清楓(さやか)さん(同1)、杉山舞さん(同1)、矢形廉さん(同1)の学生チームによる作品「月雲」が最優秀賞を受賞。同作品は東京都中央区の銀座三越で開かれる「銀茶会」で10月23日から27日まで展示される。
 同コンペでは銀座通りの周辺にお茶席を設けて行われる野点大茶会「銀茶会」で展示される創作茶席の設計・制作作品を選定する。
 今年のテーマは「奏(そう)~集い奏でる銀座の秋~」。2畳を基本に、縦・横各400㌢、高さ240㌢以内に収まる作品を募集した。
 本学チームの作品は鑑賞者からの視線を完全に遮断せず、かつ内部を明確に見せない曖昧な境界を構築。茶室を外界とは切り離された「別世界」として強く印象づけた。
 矢形さんは「直方体の部屋として成立させながらも、境界を構成している各ユニットが目線の角度によって見え方が変わる」と魅力を語った。

関連タグ