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総合

校友会桜縁ゼミ  OB田中さんが講演、体験会も

銀座で蜂蜜を作る

 本学校友会は6月21日、「桜縁〔OUEN〕ゼミナール」を東京都中央区の紙パルプ会館で開催した。本学OBで銀座ミツバチプロジェクト副理事長の田中淳夫さん(1980年法卒)が登壇し、27人の卒業生・在学生が聴講した。また、講演後には会場の屋上に設置された養蜂場を見学、蜂蜜の食べ比べ体験も実施した。
 
 同ゼミナールは会報誌「桜縁」やコミュニケーション誌「KiZUNA」で紹介した卒業生や教員を招き、世代や地域を超えた出会いの場を創出することが目的。
 今回のテーマは「銀ぱちが『夢』をつなぐ」。同プロジェクトは銀座で天然の蜂蜜を作ることを目的に始まり、蜂蜜を使用したプリンなどの洋菓子や蜂蜜酒と呼ばれるワインなどの商品を展開してきた。
 
 田中さんは講演で「自分たちの足元から地域の環境を考える」機会を子どもたちにつくるべく、地域と連携し環境教育に取り組んできた。また、大学生と商品企画のプロジェクトを立ち上げた事例の紹介や、ミツバチの生態に着目したコミュニティーのあり方について熱弁した。
 
 講演後は会場の屋上養蜂場で体験見学を実施。養蜂箱を間近に見ながら、参加者が順番に巣板を持つなどの貴重な体験をした。また、月別に採取した「銀座はちみつ」の食べ比べも実施。月ごとに異なる蜂蜜の色や、花の種類による味や香りの違いなどについて説明を受けた。
 田中さんは「都会の中でコミュニティーをつくることはとても大切。この日本らしいプロジェクトを世界に展開していきたい」と展望を語った。
 

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