芸術 「秩父文学祭」初開催
短編文学賞に4作品を選出
秩父文学祭の様子(提供=芸術学部)
芸術学部は6月21、22日、埼玉県秩父市、西武不動産との共催で「秩父文学祭」を初めて開催した。作家であり、本学理事長の林真理子さんが審査員に加わり、「秩父短編文学賞」には四つの受賞作品が選出された。
同文学祭は、秩父のレトロな街並みや四季を堪能できる景色などの魅力的な観光資源を活用した「秩父に来る理由」に付加する目的で企画された。「令和の文豪」を秩父で発掘することを目指す新しい文学祭だ。
また同文学賞は、池袋駅―西武秩父駅間を最短分で結んでいることから「およそ分で読める短編小説」作品を募集、430作品の応募があった。22日に秩父宮記念市民会館で行われた授賞式では、大賞に伊藤日々さんの『風船人間』、審査員特別賞として3作品が選ばれた。
ほか同文学祭では同文学賞の審査員を務めた俳優の梅津瑞樹さん(文芸卒)による、大賞作品の朗読会や、同じく審査員を務めた小説家の額賀澪さん(同卒)と梅津さんによるクロストーク、同学部生による文学関連のワークショップも催された。
同文学祭の運営には同学部の写真、映画、音楽、文芸、演劇、デザインの計6学科から学生が参加。ビジュアルイメージの撮影や動画編集、音楽制作などさまざまな場面で携わった。授賞式、朗読会の進行を務めた本庄陸人さん(芸術・演劇4)は「クリエーターそれぞれの思惑を整理して演出に落とし込むことの難しさを感じた。舞台監督としてのキャリアにつなげたい」と、仲間とやり遂げた喜びを胸いっぱいに語った。







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