工 ロハスの畑プロジェクト サツマイモ自然栽培
「竹パウダー」使い生産促進
サツマイモを栽培する学生ら(提供=工学部庶務課)
工学部のオープンキャンパス実行委員会は、農薬や化学肥料に頼らない循環型農業を目的とした「ロハスの畑プロジェクト」を開始した。現在はサツマイモの自然栽培を行っている。
同プロジェクトは「自分のやりたいことを形に」をモットーに同委員会が2023年から実施。JA福島さくらに協力を求め、初心者でも育てやすいサツマイモの栽培を始めた。
当初は、構内の未開墾地を自分たちで耕したものの、土が固く、サツマイモの生育に支障が出た。
そこで24年に、同学部の子田康弘教授が研究する際に竹材の制作過程で発生する「竹パウダー」を導入したところ一定の効果がみられたことから、年は畑全面に使用した。
乳酸菌が豊富に含まれた竹パウダーの活用は、近年深刻化している「竹害」の課題解決や循環型農業で持続可能な社会への貢献につながると考えている。
また、昨年は学園祭で収穫体験を実施し、収穫したサツマイモをJAの直売所で販売。その売上金を郡山市共同募金委員会に寄付するなど、地域貢献にも取り組んだ。
同プロジェクト代表の鈴木ひかりさん(建築3)は「活動を通して地域コミュニティの活性化に寄与するとともに、農業と工学との関わりについて考える機会を広げていきたい」と活動の意気込みを語った。







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