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任任さんが最優秀論文賞

国際会議で最高評価  論文生産性の評価を発表

9月21、22日にオンラインで開催された国際会議の「ICONETSI」で、任任さん(生産工学研究科マネジメント工学専攻修士2年)がBest Paper Award(最優秀論文賞)を受賞した。

同会議は持続可能な産業と社会を育成するため、工学と情報技術の分野を結びつけることを目的としている。今回のテーマは「回復・持続可能な産業のための技術革新」。その中で、最優秀論文賞は生産管理、サプライチェーン、自動化の3部門それぞれで最も評価の高い論文に贈られる。

任任さんは生産管理部門で「論文生産性」をテーマに発表。「論文生産性」とは科学技術の研究のため、限られた人的、資金的資源等の中で、成果の計測という観点から効果を最大化するための指標。研究開発費や研究人数などさまざまな変数要因で分析結果が変化する。

今回の発表では諸要因を「国」「組織」「個人」の三つに分類し、論文生産性をテーマとした過去の論文を分析。論文生産性において、論文評価の信ぴょう性を高めるには単一の分類要因からではなく、複数の分類要因から分析することが重要だと論じた。

任任さんは生産工学を研究する中で、価値のある作業を増やし、無価値な作業を減らす「理論値生産」に興味を持った。そこから論文生産性の研究を始め「自分の研究を世界に発信したい」と国際会議に初めて参加した。

「初の国際会議でこのような賞を受賞できて自信になった」と任任さんは喜びを語る。今後は「中国と日本の論文生産性の違いの原因を分析して生産性を高める提言をしたい」と意欲を示していた。

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