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日本クラコン  ピアノ、声楽の2部門で  芸術の2人「最高位」  

日本クラシック音楽協会が主催する「第31回日本クラシック音楽コンクール」のピアノ部門・大学男子の部で久保田草太さん(芸術・音楽3)が2位、声楽部門・大学男子の部で上野富紀翁さん(同3)が3位に入賞した。ピアノ部門・大学男子の部は1位該当者、声楽部門・大学男子の部は1、2位該当者がおらず、いずれも最高位での受賞となった。
同コンクールは、1991年から年1回、全国規模で行われているクラシック音楽の大会で、ソロからアンサンブルを含む全20部門からなり、予選、本選、全国大会がある。3人から5人の審査員が90点満点で採点を行い、最高点と最低点を除いた平均点で入賞者を決定する。
予選、本選、全国大会とも自由曲制で、全国大会では久保田さんがブラームス作曲「パガニーニの主題による変奏曲」を演奏した。上野さんはスペインの作曲家ファリャの「七つのスペイン民謡」の「ポロ」とイタリアのオペラ作曲家ジョルダーノの「アンドレア・シェニエ」の「国を裏切る者」を演奏した。
全部門の3位以上の入賞者は入賞者披露演奏会への出演権を得る。上野さんは3月25日に東京都江東区の豊洲文化センターのシビックセンターホールで演奏する。一方、ピアノ部門、バイオリン部門、声楽部門の2位以上の入賞者、他部門の1位またはグランプリ受賞者はオーケストラとの共演演奏会に臨む。久保田さんは同月29日に東京都の杉並公会堂大ホールで演奏する。
久保田さんの話 受賞できると思っていなかった。お世話になった先生方にとても感謝している。
上野さんの話 受賞できてとてもうれしい。これからもレッスンに励んでいきたい。

左:久保田さん、右:上野さん

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