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スポーツ

柔道・講道館杯全日本体重別選手権 原田ら3人が初優勝

グランドスラム出場決める

 柔道の講道館杯全日本体重別選手権が11月1、2日に千葉ポートアリーナで行われ、原田瑞希(スポーツ科4=大分・柳ケ浦高)が女子48㌔級で初優勝に輝いた。本学出身者として同78㌔超級の素根輝(2025年同卒=パーク24)と男子81㌔級の北條嘉人(24年同卒=同)も共に初優勝。佐藤和哉(18年法卒=日本製鉄)は同100㌔超級で3位だった。
 また、今大会は12月に開催されるグランドスラム(GS)東京2025の代表選考も兼ねており、優勝した3人が選出された。
 原田は初戦からすべて4分内で勝負を決め、延長戦に持ち込ませず準決勝へ進出。昨年優勝の吉岡光(自衛隊体育学校)を倒した荒川朋花(ミキハウス)と対戦した。序盤から激しい組み手争いが続き、開始1分45秒。荒川の左足を引っ掛け小外刈りの技ありを奪う。その後も激しい攻防が続いた末、開始2分23秒で内股の技あり。合わせ技一本となり決勝へと駒を進めた。
 森結愛(ヤックス)との決勝は、互いに技を仕掛け合うも両者決めきれない展開が続く。しかし原田が開始2分31秒で見事な谷落としで一本を決め、初優勝を果たした。原田は「昨年出場を逃したGSに、今年は優勝して出場しようという気持ちで臨んだ。決勝は自分の強みである投げる柔道ができたのが良かった」と喜びを満面に浮かべた。
 素根は冨田若春(コマツ)と決勝を戦い、冨田が指導3回で反則負けとなり優勝。一方、これまで3年連続準優勝だった北條は、4度目の決勝で小原拳哉(パーク24)に対し横車を決め、悲願の初優勝をつかんだ。

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