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スポーツ

カヌーワールドカップ  長洲がカヤッククロス準V

日本人初のメダル

 カヌースラロームのワールドカップ第4戦が現地時間の8月29日から31日まで、スロベニアのリュブリャナで開催され、女子カヤッククロスで長洲百香(スポーツ科2=千葉・習志野高)が準優勝に輝いた。ワールドカップの同種目で日本人初となるメダル獲得を果たした。
 今大会は国際カヌー連盟が主催する年間シリーズ「カヌースラロ―ム・ワールドカップ」の一戦。長洲は8月2、3日に岩手県奥州市の奥州いさわカヌー競技場で開催されたジャパンカップでカヤック4位に入賞し日本代表に選出され、今シリーズ第4戦と第5戦に出場。
 女子カヤッククロスは川の急流に作られた人工コースを、4艇が同時出漕し勝敗を競う。大会最終日に実施された同種目は、まず一人ずつのタイムトライアル(TT)で上位32人を決め、午後に本戦を行う(上位2艇が勝ち上がり)。長洲は午前に行われた個人TTを65秒64の31位とし、午後の本選(TT上位32人が進むトーナメント)に進出。準々決勝、準決勝はいずれも2位で通過した。
 決勝はスタート直後、左ゲート側で他艇同士が競り合う展開となり、ドイツ代表のヘルツォークが右ラインから先行。長洲も接触を避けつつ同じラインを選択し、そのまま2位でフィニッシュ。日本人初のメダル獲得を果たした。
 長洲は「すごい現実離れした出来事で、実感はあまり湧かなかった。レース中はやることだけやったが、振り返るとまだレースしていたかったと思う。楽しいレースだった」と喜びを語った。

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