自転車・全日本学生クリテリウム 阿部が大会初栄冠
ゴール前の集団勝負制す
自転車の全日本学生クリテリウムが5月25日に東京都品川区の大井埠頭(ふとう)周回コースで行われ、阿部源(スポーツ科3=愛媛・松山学院高)が初優勝を飾った。
クリテリウムは市街地などに設定された1周数㌔のコースを周回するレース。今大会は6・5㌔のコース6周の39㌔で毎周回のゴールラインを先頭で通過した選手に得点が与えられるテンポレース(得点数を競う)形式で争われた。
午前9時20分にスタートしたレースは本学勢15人を含む83人が出走。小雨が降る中、転倒者が出る過酷なレース展開に。阿部も「シーズンの大事な時期で落車しないように気を付けながら走った」と振り返る。それでも70人以上が完走する、集団走でのレースとなった。
逃げ集団を形成し少人数で得点を取りながらのレースをイメージしていた阿部は、思い通りの展開とならず苦戦を強いられる。
5周目までの得点獲得者がすべて入れ替わる接戦。最終周での勝負となり、阿部にも優勝のチャンスが訪れた。
最後は飛び出した選手についていきながら逆転。集団スプリントを制し、1着でゴールを飾った。
レース後、阿部は「勝てて良かった」と喜びを見せる一方、「自分の足の弱さを再確認するレースになり、まだ仕上がっていない」と反省点も口にした。
1着でゴールラインを駆け抜けた阿部







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