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スポーツ

卓球全日本 小林・伊藤ペアが優勝

昨年の王者を下す

卓球の全日本選手権が1月22日から28日まで、渋谷区の東京体育館で行われ、男子ダブルスで小林広夢(スポーツ科3=愛知工大名電高)・伊藤礼博(経済2=東京・安田学園高)ペアが優勝を果たした。また、混合ダブルスでは小林・出沢杏佳(専大3)ペアと伊藤・萩井菜津子(法2=大阪・四天王寺高)ペアが、共にベスト8に入った。

男子ダブルスの小林・伊藤ペアは4回戦からのスーパーシードで出場。4回戦をストレート勝ち、5回戦と準々決勝をセットカウント3―1で勝利し、準決勝へと臨んだ。

準決勝の相手は及川瑞基(木下グループ)・松島輝空(木下アカデミー)ペア。昨年同大会の準々決勝でセットカウント1―3と敗れ、雪辱を果たす一戦となった。

バックドライブで先制すると、伊藤もフォアドライブで攻める。その後、徐々に追いつかれるも、13―11で勝ち取る。しかし、2、3セット目を落とし後がない状況に。

4セット目、序盤から激しい攻防戦を繰り広げ11―7と勝利し、フルセットまで持ち込んだ。迎えた最終セットは追いつかれることなく、最後に伊藤がフォアドライブで決め11―7で勝利。セットカウント3―2で決勝へ駒を進めた。

決勝の相手は昨年同大会で優勝した張本智和(智和企画)・森薗政崇(BOBSON)ペア。1セット目、小林と伊藤が積極的な攻めをみせつけ11―8と勝利。

続く2セット目。小林が先制点をあげるも、終盤に4連続失点で7―11と奪い返される。3セット目。伊藤のサーブや小林のチキータで得点を重ねる。その攻めの姿勢を崩さないまま、最後は小林が回り込んで際どいコースにフォアドライブを決めた。結果は11―9と辛くも優勝に王手をかけた。

勝ち切りたい4セット目。勢いに乗った小林・伊藤ペアはフォアドライブやチキータを駆使し攻め続ける。

そして、終盤に点差を広げ11―7と勝利。優勝が決まった瞬間、小林と伊藤は抱き合い喜びを分かち合った。

また、混合ダブルスの小林・出沢ペアは準々決勝で1―3、伊藤・萩井ペアは準々決勝で0―3で敗退し、ベスト8に終わった。

男子ダブルスで栄冠を勝ち取った小林は「優勝を目指し、伊藤が実力以上の力を発揮してくれた」と話し、伊藤は「絶対優勝するという気持ちが結果につながった」と喜びをかみしめていた。

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