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学生社会

学生支援の相談需要急増

人材と場所の拡充を

学生生活の悩みや障がいのある学生の修学環境などについて相談ができる「学生支援室」の需要が急増している。

 本部学生支援センターによると「学生支援室」の2022年度相談受付件数は1万2725件とコロナ禍の20年度(6366件)に比べ倍増した。うち、悩みを相談するカウンセリング件数は9312件と20年度(5812件)に比べ同じく大幅増。中でも対面授業再開への不安などアフターコロナ関連と発達・精神障がいのある学生の相談件数が増加している。

 その一方で、全ての相談を受け付ける「コーディネーター(以下、CD)」の整備状況は学部間の開きが大きい。現在、必要な専門知識を持つ専従のCDを配置する学部は全16学部と通信教育部のうちわずか2学部のみ。相談需要に対して専門人材が足りていない。さらに7学部と通信教育部ではCDの学生支援室が学生課内にあり、相談しにくいと感じる学生も少なくない。

 本学は昨年6月、各学部に①社会福祉の知識を持ったCDの配置、②学生が安心できる学生支援室の整備―を依頼。これを受けて法・生物資源科など一部学部ではCDの新規採用を計画中だ。
 本部学生支援センターの沖田肇さんは「学生支援センターでは全ての相談を受けている。土曜日も開いているので各学部や正付属校で相談できない人は利用してほしい」と呼びかけている。
 
 

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