管弦楽団 100回目の演奏会を開催
約570人の拍手鳴り止まず
管弦楽団(三木涼太団長=文理・史3)は第100回記念定期演奏会を昨年12月26日、神奈川県のミューザ川崎シンフォニーホールで開催。卒業生ら約570人の観客が演奏を楽しんだ。
1966年から活動する同楽団は、昨年創設56年目を迎えた。今回、記念すべき100回目の定期演奏会となったが、開催にあたってはさまざまな苦労もあった。コロナ禍の影響で、団員と卒業生、学外の演奏者ら全員で合奏できたのは本番の9日前。そのため、演奏者たちは個人や楽器パートごとの練習に力を入れた。
また、プロの楽団なども使用する広い会場に観客を呼び込むため、SNSやチラシを用いて、練習と並行しながら広報活動にも努めた。
こうして迎えた演奏会当日。演奏会はシベリウスの「交響詩『フィンランディア』」で荘厳に幕を開け、スメタナの「連作交響詩『わが祖国』よりモルダウ」とチャイコフスキーの「交響曲第5番 ホ短調 作品64」が続いて披露された。
演奏が終了すると、奏者に約5分間にもわたって盛大な拍手が送られた。アンコールでは、チャイコフスキーの「『くるみ割り人形』より花のワルツ」を軽やかに演奏。100回記念にふさわしい感動に会場が包まれ、演奏会は幕を閉じた。
演奏を取りまとめるコンサートマスターを務めた垂水隆一郎さん(法・法律3)は「イレギュラーなこともあったが、多くの人の前で演奏ができてよかった。後輩には、大きなホールでの演奏経験をこれからの活動に生かしてほしい」と演奏会成功の思いを述べた。
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