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フェーズフリーアワード  結城さんの作品入選

住民の新しい「居場所」提案

フェーズフリー協会が主催する「フェーズフリーアワード2022」の授賞対象者がこのほど発表され、結城諒眞さん(大学院工学研究科建築学専攻博士前期課程1)の作品「今、集落の暮らしの結節点」が「アイデア部門」で入選した。

「フェーズフリーアワード」は、身の回りにあるモノやサービスを日常時、非常時にも役立てられる「フェーズフリー」という考え方に基づく事業やアイデアを募り、優れたものを顕彰するというもの。

結城さんは祖母が住む福島県郡山市湖南町を題材に、衰退著しい中山間集落の暮らしに寄り添い、彩りを与えるための住民の「居場所」としてごみ集積場に着目。周囲の石蔵や火の見櫓(やぐら)、神社なども組み込んだ新たな空間形成を提案した。

「居場所」にはごみ集積場の近くに柱のみ敷設した空間を用意。「ものを作る」という集落住民の特性を生かし、日々の暮らしの中でものを持ち寄ったり修繕したりするなど住民自らが「居場所」を形成し、暮らしを少しでも変えていくきっかけになることを目指した。

一方で、ごみ集積場に利用住民の名簿があることなどに注目し、災害時には一時的な避難場所としても利用できる要素も加えた。

同作品は結城さんが学部4年時に卒業設計として制作したもの。友人や後輩の協力を得ながら作品を改良し、テーマの「フェーズフリー」が「作品と相性がいい」と、今回の同アワードへの挑戦を決意した。

結城さんは「協力してくれた友人や後輩にいい報告ができた」と、入選への喜びを語った。

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