理工 バス内で観光案内
学生が伊豆の観光後押し
理工学部の未来博士工房・交通まちづくり工房地域活性化班は10月28日、静岡県伊豆の国市を走る観光周遊バス「歴バスのる~ら」(伊豆箱根バス)の車内に観光案内ディスプレーを設置した。
同工房地域活性化班が各自治体と連携し、学生の企画提案による地域の交通社会問題解決を目指す。今回は同工房担当の藤井敬宏教授(都市交通計画)がコロナ禍が落ちつき観光客増加を見込み同市の観光を活性化させようと「伊豆の国〝義時号〟プロジェクト」として始動。同県三島市にある国際関係学部の矢嶋敏朗ゼミ(観光学)と共同で観光案内ディスプレーの内容を考案した。
今夏、班員が現地でバスに乗車し、ルートを確認。ディスプレーの採寸や観光案内のコンテンツを矢嶋ゼミ生と話し合った。ディスプレーは幅53・9㌢、高さ39・3㌢、奥行21・1㌢で、停留所近くの観光地を紹介。画面は運転手の手元のスイッチで切り替える。班長の清水敬仁さん(交通システム工3)は「コロナ禍で活動できない期間が続いたが、実現しうれしい。12月の運行開始が楽しみだ」と話した。
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