自主創造プロジェクト
学生が発案・企画し複数の学部の学生が参画して行う「自主創造プロジェクト」。
2025年度もさまざまな取り組みが行われた。本紙はその中から、日本大学ビジネスプランコンテストとAIの発案を基に作成した化学を楽しく学べるゲームの開発を取材した。
「推し活」経験を生かし最優秀賞

最優秀賞の尾﨑さん
本学の自主創造プロジェクト「日本大学ビジネスプランコンテスト」の最終選考会が1月10日に東京・市ケ谷の日本大学会館で行われた。尾﨑優さん(法・新聞1)が提案した、Z世代女子向けファッションレンタルサービス「once closet.」が最優秀賞に輝いた。
尾﨑さんのアイデアは、自身の推し活の経験がきっかけ。ライブやイベントでは服やメイクまでこだわり、写真撮影までが一つの楽しみになっているが、毎回新しい服を購入することは大学生にとって大きな負担だ。こうした課題に対し、1着から借りられるサービスを考案した。
発表では、同世代の女性42人に実施したアンケート結果で、約9割が「利用してみたい」と回答したことを紹介。「借りられるなら着てみたいブランドがある」と答えた人も8割を超え、需要の高さを伝えた。
また既存のファッションレンタルサービスは、30代向けのものが多いが、今回のサービスは20代女性を主な対象とし、自分で選んだ服を借りられることが特徴だという。
尾﨑さんは「素直にうれしい。特別賞か優秀賞には入りたいという気持ちで臨んでいたので、最優秀賞と聞いて驚いた」と振り返った。
カードゲームで化学を楽しく
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制作した「モルモルマッチ」(提供=EGCs)
理工学部の学生が中心メンバーのEGCsは、文化進展を図る自主創造プロジェクト「AIの発案を基に作成した化学を楽しく学べるゲームの開発」を企画した。
代表を務める真下結衣さん(理工・物質応用化3)のほか、糸賀萌桜(きお)さん(同3)、大久保柚葉さん(同3)、木彩音さん(同3)、成島杏香さん(同3)が1年時に同学部の伊藤賢一准教授(有機化学)の主導の下、グループを結成。現在は他学部の学生も参加しながら化学分野の教育・学習ゲームの開発をテーマに、毎年多様な製品を考案している。
昨年はカードゲーム「モルモルマッチ」を開発した。お題となるカードにはイラストが描かれ、そのイラストに含まれる物質の化学式が記載されたカードを見つけ出す、かるたのようなゲーム。イラストの生成などにAIを活用することで、子どもにも親しみやすいデザインに仕上げた。
真下さんは「化学を学び始めた人が、苦手意識を持つことなく興味を持ってほしい。そのためにモルモルマッチの製品化に向け、着々と準備を進めていきたい」と今後の構想を語った。







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