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東北高根本さん聖火ランナーに 郡山の町駆け抜けた

東京五輪の聖火リレーが3月25日に福島県楢葉町を皮切りに始まり、27日には東北高2年生の根本穂波さんが郡山市の郡山合同庁舎前から虎丸交差点西間を笑顔で駆け抜けた。
聖火リレーに先立ち根本さんは「リレーは大勢の人の協力があってできる。感謝の気持ちをこめて走りたい」と意気込みを語った。
中学校の担任の先生に薦められて聖火リレー走者に応募した。小学生のときから陸上を続けており「五輪に携わってみたい」と思ったからだ。開催は1年延期されたが「延期されたことで、聖火リレーへの思いは一層強くなった」と話す。
6歳の時に経験した東日本大震災の記憶は10年たっても鮮烈だ。緊急地震速報の警報音には今も震えあがる。それでも「復興に向けて前へ進んでいる姿を多くの人に見てもらいたい」と話した。
さまざまな思いを背負って駆け抜けた約200㍍。聖火リレーを終えた根本さんの表情に充実感が漂っていた。

沿道の人たちに手を振りながら走る根本さん

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