メニューの開閉

学部・大学院

日藝賞 荒井さんが記念講演 「柔軟な思考を忘れないで」 

 第9回日藝賞を受賞した絵本作家でイラストレーターの荒井良二さん(58歳、1980年美術学科卒)の受賞記念講演会が6月19日、芸術学部江古田校舎で行われ、約250人が約1時間半にわたった荒井さんの話に耳を傾けた。

 荒井さんは、学生時代に書店に通い詰め、時間が許す限り絵本を読み続けたという思い出から語り始め「絵本には必ずしも起承転結は必要ない」という独特の絵本観を披露した。
 2005年には日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞したが、絵本などに関する国内賞との違いについて「話の内容や道徳を重視する日本。純粋に絵を評価するスウェーデン。批評する側の視線が全く違う」と述べ、欧州では絵本の物語性よりも絵そのものの芸術性や独創性を評価する傾向が強いことを明らかにした。
 まだ無名だったころの苦労話について質問された荒井さんは、若いころには参考書の挿絵など「小さい」仕事をしていたが、無名ながら仕事が速くて絵もうまい先輩が身近にいたことを挙げ、「知名度の高い、低いでその人の力量を判断するのは間違いかなと思うようになった」と答えた。
 読書からは何を学べるのかという質問には「特に本から学ぶということはない。参考資料として読むとつまらなくなる。あくまで楽しみのために読む」と述べた。
 最後に「大人になると頭が固くなりがちだが、柔軟な思考を忘れないでほしい」と学生に向けてエールを送った。
 
 荒井さん.jpg  
約250人の学生に向けエールを送った

関連タグ

合わせて読みたい

学部・大学院

医工連携シンポ 医療DXをテーマに発表

14の研究成果を報告 登壇した豊谷教授  本学の医療と工学の研究者が一堂に会し、議論と交流を重ねる「医工連携シンポジウム2026」が2月7日、理工学部駿河台校舎タワー・スコラS101で開催された。理工・生産工・医など計5 […]

  • 医工連携

学部・大学院

芸術小神野ゼミ 生活クラブと連携

牛を通じ食糧自給を学ぶ なかしゅんべつ未来牧場で餌やり体験をする学生(提供=永縄健太さん)  芸術学部の小神野真弘准教授(ジャーナリズム)ゼミの学生ら17人が2月3日、東京都新宿区の生活協同組合・生活クラブ連合会本部で「 […]

  • 芸術学部
  • 生活クラブ

学部・大学院

文理 学生専門部会を設置

協議員会の陪席学生を選出学生からの意見集約  文理学部は昨年11月1日に、学生が主体となって意見を集約する組織として「同学部学生専門部会」を同学部学生生活委員会内に設置した。同年12月15日には第1回学生専門部会を開催し […]

  • 文理学部

学部・大学院

全国型CTFコンテスト  理工・高士さんが1位

  • 理工学部

学部・大学院

日銀グランプリ  本学チームが奨励賞

  • 経済学部

学部・大学院

芸術 「冬祭」を学内で開催

  • 芸術学部