競泳世界選手権 日本人で初の「金」
本多200㍍バタフライ
競泳の世界選手権が現地時間の2月11日から18日までカタールのドーハで開催され、本多灯(スポーツ科4=付属藤沢高)が男子200㍍バタフライで優勝し念願の金メダルを獲得した。バタフライでは、世界選手権クラスで日本人選手として初制覇となる金字塔を打ち立てた。
本多は予選を9位、準決勝を2位で通過。
迎えた決勝。スタート直後の50㍍では先頭を泳ぐアルベルト・ラッツェッティ(イタリア)とわずか0・23秒差の2位で通過。その後、本多が追いつくと、熾烈な先頭争いを繰り広げ、100㍍地点では53秒90と自己ベストを上回るタイムでいったんトップに躍り出た。
だが、150㍍手前ではA・ラッツェッティが追い上げを見せ、150㍍地点を1分23秒50で同時にタッチターン。勝負はラスト50㍍に絞られた。2人の接戦は続いたが、ゴール手前で本多がリード。1分53秒88で初の金メダルを勝ち取った。レース後、拳を握り、満面の笑みを浮かべた。
本多は「笑顔を絶やさずにレースできた」と優勝の喜びを噛み締めた。
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