柔道グランドスラム 宮木銅メダル獲得
波乱乗り越え敗者復活制す
柔道のグランドスラム東京大会が昨年12月2、3日に渋谷区の東京体育館で行われ、女子48㌔級の宮木果乃(スポーツ科1=東京・修徳高)が2連覇を目指したが、優勝に届かず3位で今大会を終えた。
宮木は初戦、2回戦共に寝技で勝ち進み、3回戦は東京五輪女子48㌔級5位のカタリナ・コスタ(ポルトガル)と対戦。
試合開始22秒で宮木は技ありを取られるも、すぐに抑え込みの技ありで取り返し1―1の同点に。しかしその後、審判は両者にスコア訂正の合図をすると、コスタに「一本」と「勝者」の宣告。客席からどよめきが起こった。これによりコスタの技ありが肩車の一本に訂正され、0―1で宮木は敗退。波乱の展開で敗者復活戦に進むことになった。
敗者復活戦は、まず3回戦敗退の選手同士が対戦し、勝ち上がった選手が準決勝敗退選手と3位決定戦に挑む。宮木は敗者復活1回戦、3位決定戦共に相手の反則負けで勝利し、3位で表彰台に上った。
宮木は3回戦のスコア訂正について「一本取られた感覚はあった」としたうえで、今後について「まずは1月の国際大会で優勝したい」と次に視線を向けていた。
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