女子相撲全日本 現役生の2人が準優勝に
久野が無差別5連覇
5連覇した久野(左)
女子相撲の全日本選手権が10月1日に京都府宇治市の山城総合運動公園体育館で行われ、無差別級で久野愛莉(2022年文理卒=東洋警備保障)が優勝、中村凜(スポーツ科3=鳥取城北高)が2位、山下紗莉奈(22年文理卒=金沢学院大付高)が3位に入った。
重量級では大蔵紫音(文理3=大垣日大高)が2位、角田奈那(同4=鳥取城北高)が3位。軽重量級では石川乃愛(同3=同高)が3位。軽量級の奥富夕夏(21年文理卒=リバーサルジム新宿Me,We)は2位だった。
総当たり形式で行われた無差別級には、3人が出場。同階級で4連覇の女王・久野は、中村との対戦で苦戦するも、一勝も落とすことなく5連覇を果たした。中村は、山下との一戦を引き落としで勝利し2位。山下は、久野と当たった際、一瞬で土俵際まで押しやられて2敗し、3位に終わった。
重量級の大蔵は、決勝で野村紗矢香(南紀支援学校)と対戦。必死に野村のまわしにしがみつくも、土俵に膝を付いてしまう「つきひざ」で敗れて2位に。角田は準決勝で野村に挑んだが、力に圧倒され寄り倒された。
軽重量級の石川は、昨年の同階級覇者の石井さくら(足立新田高3)に押し出しで敗北した。
軽量級の奥富は、決勝で当たった岸本はな(飛龍高1)に腰を低くして攻めたが、上手投げで敗れ、優勝にあと一歩届かなかった。
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