自転車 全日本トラック現役生、OBが4種目制覇
チームスプリント大学新
自転車の全日本選手権トラックが5月12日から15日まで静岡県の伊豆ベロドロームで行われた。本学勢はパラサイクリング部門で三浦生誠(きあき)(文理4=岩手・盛岡農高)が木村和平(楽天ソシオビジネス)のパイロット(晴眼者)として1㌔㍍タイムトライアルで出場し、1分3秒721で優勝した。
また、エリート部門では本学OBの窪木一茂(2012年文理卒‖チームブリヂストンサイクリング)が男子4㌔㍍チームパーシュートで日本新記録の3分52秒532で優勝、同マディソンでも2位に大差をつけ圧勝した。
加えて同スクラッチ、同4㌔㍍個人パーシュートで準優勝、同オムニアムで3位に入った。児島直樹(23年スポーツ科卒‖同)が同ポイントレースで連覇を達成し、同オムニアム、同エリミネイションの2種目で準優勝を果たした。
さらに、同チームスプリントでは辺見竜馬(スポーツ科4=福島・学法石川高)、三神遼矢(同4=福島・平工高)、伊藤京介(同3=三重・朝明高)が250㍍トラックの大学新記録の45秒051で2年連続の準優勝、チームブリヂストンサイクリングとして出場した岡本勝哉(文理3=京都・北桑田高)も同4㌔㍍チームパーシュートで準優勝に輝いた。本学は現役、OB合わせて9種目で表彰台に上った。
14日に行われたパラサイクリング部門のBクラスでは2人乗り用のタンデム自転車で前に晴眼者(パイロット)、後ろに視覚障害の選手(ストーカー)が乗る。三浦はタイムを競う1㌔㍍タイムトライアルにパイロットとして出場し優勝を果たした。
12日に行われた同チームスプリントは3人1組が縦に並んで出走し、1周ごとに先頭の選手が抜け最終走者のフィニッシュタイムを競う。
本学は予選を2位で突破。迎えた決勝は日本代表選手が名を連ねるチーム楽天Kドリームスと対戦。1、2周目に差を広げられ、3周目に伊藤が追い上げを見せたが、日本代表の実力を見せつけられて、優勝を逃した。
同日行われた同4㌔㍍チームパーシュートには予選にチームブリヂストンサイクリングAとして窪木、児島が出場し余裕の予選通過。
迎えた決勝の相手は岡本率いるチームブリヂストンサイクリングB。3㌔㍍通過後にブリヂストンサイクリングAが追い抜き、勝利。日本記録を更新する圧巻のレースを見せた。
最終日に行われた同ポイントレースは1周250㍍のトラックを120周し、10周ごとに獲得したポイント合計を競う。同種目を得意とする児島はその強さを発揮。
先頭集団を抜け出し、1周の周回差をつけることで得られる「ラップポイント」を獲得。ポイント周回でも上位を維持し、45㌽で連覇を達成した。
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