競泳 日本選手権 長谷川女子200バタ連覇 男子200バタは本多が初優勝

スポーツ

2021.1.21 22:05

競泳の日本選手権が昨年12月3日から6日まで、東京都江東区のアクアティクスセンターで行われ、長谷川涼香(スポーツ科3=東京・淑徳巣鴨高)は女子200㍍バタフライで五輪派遣標準記録を上回る2分8秒31で連覇、4月の代表選考会に向けて順調な調整ぶりを見せた。
本多灯(ともる)(同1=藤沢高)は男子200㍍バタフライで初優勝を果たし、こちらも五輪代表の有力候補に名乗りを挙げた。本多は400㍍個人メドレーでは萩野公介(ブリヂストン)に僅差の2位だった。
長谷川は予選を3位で通過し、リラックスした表情で決勝に臨んだ。前半から積極的に飛ばして1位で折り返すと、後半は2位以下を振り切った。派遣標準記録を上回ったのは長谷川のみで、「きつかったが、負けたくなかった」とレースを振り返った。100㍍バタフライは2位に入った。
本多は200㍍バタフライの予選を4位通過。決勝の前半100㍍は4位で折り返したが、得意の後半で追い上げ、タイムは1分56秒36だった。選考会に向けて「自分の力を発揮したい。200㍍バタフライでは誰にも負けたくない」と意気込みを語った。
このほかの本学勢は、男子100㍍自由形の関海哉(同3=豊山高)が3位、同800㍍自由形と1500㍍自由形で吉田惇哉(同4=同)がいずれも2位。1500㍍自由形では尾崎健太(同3=東京・立正高)が3位に入った。
女子50㍍自由形では山本茉由佳(同3=東京・武蔵野高)が3位、小堀倭加(同2=神奈川・湘南工大付高)が400㍍自由形で2位、800㍍自由形で3位に入った。
卒業生では寺村美穂(26歳、2017年文理卒=セントラルスポーツ)が女子200㍍個人メドレーで4年ぶりに優勝した。

たくましさ増す

○…疲れがピークに近い中で勝ち切った。
昨年10月からハンガリーのブダペストで行われた水泳の国際リーグ(ISL)に日本の代表として参戦。約1カ月で5レースに出場し、海外の強豪相手に5連勝を飾った。
帰国後は時差ボケと疲労にさいなまれた。練習で体が思うように動かない。遠征前と同じ練習内容なのに、タイムを3秒近くも落とした。練習時間もなかなか確保できない中「体力不足」を覚悟して臨んだ大会だった。
しかし「海外の選手は連戦で苦しくても、勝負所での気合も体力も違う」と奮起した。
「もたないのは分かっていたが、良い場面はつくりたい」と前半から攻めるレースプランを組んだ。案の定、後半失速したものの、出場選手中ただ一人派遣標準記録を突破した。海外での連戦を経て、確実にたくましさが増し、それが自信になった。
これで五輪代表争いでは頭一つ抜け出した。それでも、「タイムを出しても(五輪で)メダルが取れなければ仕方ない。今は目標に向かって練習するだけ」。表情にはみじんの隙も見えなかった。