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日本高校ダンス部選手権 付属明誠高が優勝

「音を見せる」テーマにダンスを披露

高校ダンス部の日本一を決める日本高校ダンス部選手権の全国決勝が9月7日に東京都大田区の日本工学院アリーナで行われ、ビッグクラスで付属明誠高ダンス部が優勝した。13回目の出場で初の栄冠を勝ち取った。
 ビッグクラス(13人から40人のチーム)とスモールクラス(2人から12人のチーム)に分かれ、地区大会を経て全国準決勝、各クラス8校による全国決勝が行われる。
 付属明誠高は7月の関東・甲信越予選で優勝し、8月20日の全国準決勝を同率1位で通過した。
 作品テーマは「音を見せる」。サカナクションの楽曲『ミュージック』に合わせ、見えない音を動きなど視覚的に表すことに挑戦。全員がオーケストラ風の衣装で音の世界をつくり出した。指揮者に見立てた生徒が小道具の楽譜を読み始める静かな導入から始まる。その後は小道具の箱で、オーケストラの配置を表すなど高低差のある表現をみせた。ダンスは音の強弱やメロディに合わせてメリハリをつけた。強みでもある小道具を効果的に多用し、他校とは違う特徴的な演技をみせた。
 結果は、強みの演出以外にも技の精度などのテクニックを含めた全6項目の評価点で40点台(50点満点)を打ち立て、うち5項目で単独首位を果たし、合計263点で1位を飾った。2位に入った昨年の優勝校の帝塚山学院高(大阪)とは21点の大差での優勝となった。
 付属明誠高ダンス部顧問の小泉宏太さんは「リスクを取らなければ勝てない状況だった中で、最後までみんなが崩れずにやり切った当日の出来を誇りたい」と生徒たちを賞賛していた。

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